パチスロにおける低貸しの現状

通院中の病院が関内にあって、あの近辺はパチ屋だらけである。

関内も海側はジャズバーがあったり山下公園も歩いていけたりとおしゃれなイメージが強いが、反対側(伊勢佐木町方面)に出てみると景色は一変する。

地下道には路上生活者が横たわり、町並みも決して綺麗とは言えない。

貧困街で有名な寿町も近くにあるだけあり、どんよりとした空気感を感じることが出来る。

 

そんな中でも印象的な場面があった。

伊勢佐木町にキコーナがあるが、あそこは2スロコーナーがかなり充実している。

横浜・川崎地区では川崎のタイガー7の102台に次ぐ99台が設置されている。

平日の午前中、11時半頃に店内に入る。

20スロ、5スロを尻目に2スロコーナーに向かう。

すると99台ほぼ全てがフル稼働状態だった。

客層は比較的高齢、あとは中年層、若年層がちらほら。

だが、2スロコーナーだけ異様な重たい雰囲気を感じた。

川崎のタイガー7の2スロコーナーも同じ雰囲気があった。

特にタイガー7は顕著で店内も悪い意味で薄暗く、重苦しい空気と客層だった。

キコーナは20スロや5スロも隣接しているだけあり、タイガー7ほどではなかったにしても雰囲気に変わりはなかった。

結界が張っているような、そういった異様な空間になっていた。

 

20や5を尻目に移動が出来ないほどの稼働状況だった。

ちなみに向かい側にあった「ひまわり(ここにも実は2スロコーナーがあった)」は閉店になっていた。

段々と縮小傾向に向かっているパチ業界を垣間見た感じだった。

とにかく客の奪い合いである。

2スロを充実させたキコーナが勝った状況だった。

良くも悪くも雰囲気のある街が伊勢佐木町である。

 

その日、僕は初めて打たずに店を出た。

打てる台がなかったというのもあったが、それよりもあの雰囲気に耐えられなかった。

 

おそらく今後、低レート化が進んで、業界自体がどんどん縮小していくのは目に見えている。

きれいでサービスが行き届いているホールもあるが、それがいつまで続くことになるだろうか。

少しパチスロの行く末を見た気がした。