大物YouTuber「syamu_game」氏は社会のセーフティーネットからこぼれ落ちた存在の代表例である

※この記事は「syamu_game」氏(通称:シャムさん)について知っている人を前提にした記事になるのでご存知無い方はこれを見ればだいたいのことはわかると思います。

 

 

以下、シャムさんに関しての予備知識がある上でお話をしていきます。

 

さて、ご覧になっても分かる通り、明らかに通常の人とは常軌を逸した部分が垣間見えることが分かる。

年齢に合わない思考、あまりにも的はずれなレビュー、探せば探すほどおかしな部分しか見えてこない。

これがあり、ニコ動に転載をされ、彼もそれについて言及していた。

その中で「私は知的障害者ではありません」と否定していた。

 

これが一番厄介なところである。

日本という国は、まず自ら障害があると自覚して認めないと、まず向こうから手を差し伸べてくれることは無い。

医療従事者、就業支援の人たちからの話でも

「大体の人は周りに勧められてやっと取得に踏み切る人が多い」

というぐらいである。

つまり、シャムさんのようなギリギリのところで自我がある程度あり、変に知識が偏っていると自分が障害だと知らずにそのまま人生を進んでいってしまうわけである。

 

シャムさんは現在、32歳。

YouTuber活動をしていたのは20代後半から30代にかけての時期にあたる。

社会に参加するにあたって、色々とこの間に行政などからの支援も受けようと思えれば受けれたはずだし、若ければ若いほど、その先の人生も生きやすくなっていたはずである。

しかし、彼はそうはいかなかった。

彼自身が障害を持っていないと頑なに思っていたに他ならない。

 

シャムさんの場合は普通に精神科に通院してある程度発達障害等が認められれば精神障害者保健福祉手帳は取得できたと思われる。

こういう言い方をすると悪いのかもしれないが、

「僕が取得できて、シャムさんが取得できないはずがないだろう」

と考えてしまう。

僕の場合はうつ病ということで取得できたが、彼の場合も医師の判断で通ると判断が通れば等級は分からないが通ったはずだ。

 

発達障害でも精神障害手帳はとれるのか?療育手帳じゃないのか?」という話が出てくるが、ある程度知識があり、PC操作もそれなりに出来、文字の読み書きも出来た部分も考えるとIQで判定を下す療育手帳の申請は難しい。

ただ、発達障害でも精神障害手帳の取得申請は可能で、大人になってからADHDと診断を受けて障害者手帳を取得したケースはいくらでもある。

 

そう、行政から「あなたは障害者手帳を持つべきだ」とは言わないのである。

当たり前の話といえば話なのかもしれないが。

しかし、ここまで来るのにいろいろなセーフティーネットはあったはずである。

学校や地域の人、何より両親の存在もあったんではないだろうか。

そこをすり抜けてしまったところに社会の欠陥を感じざるを得ない。

 

一番大きいのは両親の存在かもしれない。

「うちの子が知恵遅れなわけない!」と障害者手帳の取得に反対していたかもしれない。

そしてシャムさんに「あなたは障害なんてないのよ!」と耳にタコが出来るほど言われていたのであればこうなったことの辻褄が合う。

 

実のところ、僕も障害者手帳の取得に際し、親からの反対は受けていた。

ただ、僕自身が自覚を持って手帳取得に踏み切り、障害者雇用枠での就労を始めたところで納得してもらえるところまで持っていった。

かなり苦労はあったものの、とにかくこの制度について詳しく知らない人が多すぎる。

親にも何度もしっかり説明した上で、納得してもらったわけで。

 

まさかうちの子が…と思った場合は是非、そういうことも考えてほしいと思った。

そうじゃないと思う親のエゴが、子供の後の人生が苦労まみれになるかもしれないからだ。

 

シャムさんは最終的にネット住民の「おもちゃ」にされて、潰されて引退し、表舞台から姿を消した。

シャムさんにこそ、僕は手帳取得をしてほしいと思わずにはいられない。

未だに彼は普通の一般就労を目指しているんだろうか。

 

持っている僕と、おそらく持っていなかったシャムさん。

本当に僕は持ってていいのだろうかと考えさせられる人物だった。

 

最後に、日本という国は自分から助けを求めれば助けれくれるが、日本には「恥」の文化もあると思われる。

障がい者」というのが「恥」だとか「キチガイ」とか言われてしまうのが現実であって、それを思うと、シャムさんは氷山の一角なのかもしれない。